
プールで化学兵器が?!
先日のニュース
沖縄では3月から県内各地で海開きがスタート。
さすが南の国、早いですね。
夏になればプールも賑わいます。
そのプールについて気になる記事がありました。

それは外国の注意書き看板です。
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私たちはあなたのトイレでは泳ぎません。
あなたは私たちのプールで排尿しないでください
----と書かれていたそうです。
マイケル・フェルプス
競泳の史上最多記録を持つ
オリンピック史上、金23、銀3、銅2の計28個と、
最多記録最も金メダルを獲得した世界で最速の競泳選手。
彼がウォール・ストリート・ジャーナルのインタビューで語った言葉。
「みんなプールでおしっこしていると思う。
水泳選手にとっては普通のこと。トイレに行く時間はもったいない。」
と言った衝撃的な言葉です。
そうだったのか・・。
水で薄まるし、バレないし、塩素があるから消毒される?し...
えぇっ!!!。
あなたはプールでオシッコをしたことがあるだろうか。
日本での調査では、
40代男性57%、20代女性49%が、おしっこをしたことがあるとの結果。
一昨年に環境科学&テクノロジー誌
衝撃的な論文が掲載されました。
「スイミングプールでの塩素と尿が混合したことによる副産物について」
プールでは、消毒に一定基準の塩素投入が法律で義務付けられています。
おしっこが、この消毒塩素と化合すると「塩化シアン」が、
生成されることが判明しているのです。
カナダ・アルバータ大学の研究者のブラックストックさんは、
発表資料の中で、こう注意を呼びかけている。
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尿に含まれる窒素含有成分は、プールの消毒剤と化学反応を起こし、
トリクロロアミンという有害物質に変化します。
トリクロロアミンは目やのど、鼻、肺を刺激して痛くさせます。
長くプールに浸かる競泳選手やプールで働く労働者にぜん息になる人が多いのですが、
トリクロロアミンに長期間さらされることが原因と考えられます。
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なんと、オシッコがとんでもない副産物を生みだしているのです。
さらに、もっと怖い「毒ガス」を発生させる危険性もある。
化学兵器に使用される超有害物質「塩化シアン」です。
このは吸い込むと、肺や心臓、中枢神経系に影響を与え、
酸素がとれなくなり、死に至ることがある。
この塩化シアンという物質は、
化学兵器禁止条約のスケジュール3に分類され化学兵器に使われる化学物質です。
この塩化シアンが化学兵器に使われる理由はガスマスクを通過して、容易に人体に入り込むからです。
塩化シアンは、少量でも心血管系・肺・中枢神経に悪影響を及ぼします。
プールに入った後に、眼が赤くなってしまう!
これまでは塩素の影響と思われてきましたが、
米国の研究で明らかになった事実は、おしっこと塩素が生成するこの化学物質が原因でした。
眼が軽い炎症を起こして赤くなり鼻水が出たり咳がでるようになります。
オリンピックの競技プール(83万リットル)の場合は75リットルも含まれていました。この量は、普通のプールに500mlのペットボトル150本分の尿を投入したのに相当します。
小規模のプール(41,万?)でも尿は30?も検出されていました。
また、いくつかの温水施設では尿量の多かったプールの3倍もの尿が含まれていたことも。
20人用プールで、一人あたり50cc排尿としたtpして、生成される塩化シアンの量は、1リットルあたり12μgと試算されています。
法律的には違法ではないでしょうが、道義的には考える必要があります。
中国のメディアによる報道では
家族と地元のプールで遊泳した広西チワン族自治区の6歳の少女が、
その直後に全身の皮膚が剥がれ落ちる症状に見舞われた。
病院に駆け込んだところ、「ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群」と診断され、これは肺炎や腎炎、敗血症などを併発しやすく、幼児の死亡率は3~4%の上る危険な病気だ。
診察した医師は、プールの水が汚染されていたことが原因とみている。
別のメディアによれば、
北京市の衛生監督所が市内各所のプールで水質調査を行ったところ、
消毒のために使用されるカルキの濃度が、基準よりも低いケースが多々ある反面、各プールで濃度が高かったのが、尿素の数値だったという。
中国のプールなどはいつもこんな混雑が報道されています。
トイレは一体どうなっているのでしょうか・・。
絶対にプールでしてはいけません。
気をつけましょう。